脱中国化が加速する、今後の世界動向。
こんにちは!佐伯圭太です。
現在、新型コロナウイルスの蔓延を機に各国製造業の「脱中国化」が加速している。
今回は、今後の世界の動向ついて記述しようと思う。
脱中国化が加速する、今後の世界動向。
以下はNewsweekの記事によるものだ。
これまで中国は「世界の工場」、サプライチェーン(製品供給網)の生産拠点として重要な役割を担ってきた。
しかしながら、新型コロナの影響で中国の「世界の工場」としての地位が揺らぎ始めている。
そんな中、次なる「世界の工場」を狙っているのはインドだ。
インドでは、モディ政権下、2014年9月から「メイク・イン・インディア」という産業政策をスタートしている。
それ以降、成長率ではインドは中国を上回っている(アジア新興国の中では最も高い経済成長率)。
インドの経済紙「The Economic Times」によると、アップルがiPhoneの生産の2割を中国からインドに移す予定らしい。製造拠点を中国以外に分散させる狙いがあるんだとか。
もし実現すれば、5年間で約400億ドル、インド最大の輸出企業になるそうだ。
その流れからか、アップルの生産を受託しているFoxconnは、インドの工場に最大10億ドルを投資する計画を立てているらしい。
他、Bloombergの記事によると、インドは、米製薬大手企業など米国企業1000社以上と協議(誘致に関する)を行なったそうだ。
一方、インドは先月、国境付近で中国と衝突した。両国は長年にわたり対立していたが、死者が出たのは、過去45年以上で初めてのことらしい。
以下の記事は日経ビジネスの記事によるものだ。
インドでは、国境紛争を機に対中感情が急激に悪化している状況だ。
そのため、中国製品の不買運動や中国製アプリの排除の動きが活発化している。
アプリについては、TikTokをはじめ59のアプリを禁止したそうだ。理由は、インドの主権と一体性を害するものだからだと。
以上のような動きは、今後中国からインドへ覇権が移る前触れなのかもしれない。