豪雨災害がもたらす食糧問題。
こんにちは!佐伯圭太です。
最近、停滞梅雨前線の影響により、日本各地で氾濫や土砂災害など豪雨による被害が相次いでいる。
以下はTwitter情報によるものだ。
どうやら「令和2年7月豪雨」はまだ終わってなかったようです。
— アバンギャルド河津⛅お天気キャスター (@makotokawazu) 2020年7月23日
この図はこれから「1日半」で「7月ひと月分の雨量」の「何%が降るか」を表しています。赤なら半月分、紫ならひと月近い分の雨量が一気に降ります。
ズレもあるかと思いますが、該当地域にお住まいの方がいたら教えてあげてください。 pic.twitter.com/b9vz6blYaP
上図は36時間の雨量降水量を表したものらしいが、赤色部分は36時間で約半月分で、紫色部分は36時間でひと月分の雨量だそうだ。
九州のある地域では、1週間で平年の年間雨量の半分以上の雨が降ったんだとか。
さすがに、この雨量は異常すぎる。
以下は日本農業新聞の記事によるものだ。
農林水産被害については42道府県の集計で約1千億円だ。
豪雨被害や日照不足により、日本各地で野菜の値段が高騰しているらしい。
静岡県を例にとると、レタスやホウレンソウなどの葉物が2割以上、ジャガイモやニンジンについては2倍以上値上がりしているらしい。
以下はTwitter情報によるものだ。
【被害】アワビ8万4千個が死滅、豪雨で有明海の塩分濃度低下 長崎・島原市https://t.co/pP9KGyFUad
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2020年7月30日
12日に海水の塩分濃度が通常の3分の1以下になり、翌日に全滅を確認した。被害額は約1480万円の見込み。 pic.twitter.com/t1SPz5oNgP
豪雨で海の塩分濃度が低下したらしい。担当者曰く、「沖合で塩分濃度がこれほど低下するのは初めてのこと」だと。
以下は東京新聞の記事によるものだ。
サンマの歴史的不漁だ。そのため店頭では、1匹5980円といった高値がついたらしい。
消費者にとっては、ホント頭の痛い話だ。
異常気象による農産、水産物の減産...。今後懸念されるのは、8月に入っても日照不足が続いた場合だ。再び農作物不足が生じてしまう。
今年気になるのは、7月に台風が発生していない点だ。7月に台風の発生数がゼロになったのは、統計史上初めてのことらしい。
今年は1月から7月までの発生数がわずか2つで、年間の発生数も平成10年に次いで2番目に少ないペースなんだとか。
今回のように7月までの台風の発生が少なかった2016年は、その後22もの台風が襲ってきたらしい。
いまの異常気象を考えると、今後これまでに経験したこのない台風が襲ってくる可能性は高い。
昭和以降の日本では、9月〜10月に台風が発生するケースが多い。しかも秋の台風は、秋雨前線による大雨の影響で、夏に比べ大災害になるリスクが高いそうだ。
また、台風以外でも地震、火山噴火などの懸念もある。
万が一、大災害が発生したら食糧の高騰どころか本格的な食糧危機が起きる可能性だってある。
世間ではコロナのことばかりが目立つが、食糧問題にもっと目を向けるべきではないだろうか。